1.32 Release Notes (日本語)

1.32 Release Notes

Server エンハンス

VAIL

  • Service は、Event Type を宣言することができます。この Event Type は、Service によって生成される (「アウトバウンド」) イベント、または受信される (「インバウンド」) イベントを宣言するために使用されます。

Assembly

  • 開発者は、Assembly の作成、publish、インストールができるようになりました。Assembly とは、再利用可能な Vantiq プロジェクトであり、各ユーザーの個別の要件に応じて、構成やカスタマイズができます。Assembly は、Vantiq Catalog を介して publish およびインストールができます。Assembly の詳細については Assembly Users Guide を、また Assembly の使用方法の例については Assembly チュートリアル を参照してください。

CollaborationType Builder

  • 互換性のない変更点: InitiateCollaboration の initialTrigger プロパティは、非推奨となり、App の Event Stream と同様に、inboundResourceinboundResourceIdcondition に置き換えられました。既存の Collaboration Types は、今まで通り実行できますが、更新や再インポートの際には、initialTrigger の値を新しいプロパティに置き換える必要があります。
    注 : この作業が完了すると、VAIL コードにおいて event.newValue を使用している場合は、event に変更する必要があります。1.32 以前の event オブジェクトの他の内部フィールドは、Collaboration では表示されなくなります。

App Component

  • 互換性のない変更点: 生成 Procedure の Signature が変更となりました。最初のパラメーターは、collaborationType オブジェクトとなりました (String 型の Name ではありません)。App Component の既存の生成手順では、新しい Signature に更新する必要があります。古い Signature を使用すると Generation error が発生します。

App Builder

  • 非推奨の groupBy プロパティは完全に削除され、どの Task においても使用ができなくなりました。代わりに SplitByGroup を使用してください。
  • 各 App は、App の状態や関連する機能へのアクセスを提供する、関連付けられた App Service を生成するようになりました。Service は、App によって受信やまたは生成されるイベントを表す Event Type を宣言します。次の Activity Pattern のいずれかを使用すると、Service はステートフルになります。AccumulateStateComputeStatisticsCachedEnrich です。
  • Statistics Activity Patternは、非推奨となりましたので、ComputeStatistics に置き換える必要があります。
  • SplitByGroup Task は、別の SplitByGroup Task の下では使用することはできません。これはサポートされなくなりましたので、生成時に明示的なエラーが発生するようになりました。もし、2つ目の SplitByGroup が必要な場合、最初の SplitByGroup が存在する App が、2つ目の SplitByGroup が存在する別の App またはストリームにイベントを publish する必要があります。
  • Join Task を SplitByGroup Task の下では使用することはできません。これはサポートされなくなりましたので、生成時に明示的なエラーが発生するようになりました。

Catalog

  • Assembly は、Catalog を介して publish およびインストールができます。
  • Catalog にある Type を更新できるようになりました。新しい Type のフィールドは、Catalog Type のすべてのフィールドを持っていなければならず、新しい、必須ではないフィールドをもつことができます。詳細については Catalog Reference Guide を参照してください。
  • 各 Catalog 操作のパーミッションは、メンバーごとに設定できます。詳細については Catalog Reference Guide を参照してください。

CLI

  • CLI は、同じバージョンのサーバーでのみ動作することを保証する、というのが当社の一般的なポリシーとなっています。1.32 CLI の export コマンドは、以前のバージョンとは互換性をもっておりません。

Resource

  • Access Token のメタデータが、すべての管理者に見えるようになりました。Token の文字列は、作成者にのみ表示されます。

Management and Deployment

  • External Lifecycle Management が、(Enterprise Connector など に対して) 拡張されました。プローブを定義したり、Vantiq Resource からファイルの内容を取得するための新しい Deploy 機能が提供されています。詳細については Resource Guide を参照してください。
  • インストール時に、FetchLogs オペレーションが、新しく定義されました。詳細については Resource Guide を参照してください。

UI エンハンス

Modelo

  • Modelo は、他のプロジェクトで再利用可能な特別な種類のプロジェクトである Assembly の作成、更新、publish、インストールをサポートしています。Assembly は、再利用可能なソリューションを構築することができます。このソリューションは、最小限の設定でプロジェクトに統合することができ、新しいプロジェクトの機能を簡単に拡張することができます。Assembly の詳細については Assembly Users Guide を、また Assembly の使用方法の例については Assembly チュートリアル を参照してください。
  • IDE の Navigation Bar に新しいアイコンが追加され、現在の Namespace で見つかったコンパイルエラーのある Resource の数が表示されるようになりました。このアイコンをクリックすると、「コンパイルエラー」ペインが開き、コンパイルエラーのある Resource を確認することができます。コンパイルエラーがない場合は、このアイコンは表示されません。
  • 「Service」 ペインは、Events タブで Service Event Type をサポートします。Service Event Type は、他の Resource (Source、 Topics、Type など) 上でイベントをトリガーするために使用され、イベントの実装をその生成元や受信側から切り離します。Service Event Types についての詳細は VAIL Reference Guide の Service Event Types セクションを参照してください。また、App Service を使用したより柔軟な App の構築 では、Service Event Type の使い方の例を紹介しています。
  • Catalog 管理者は、Catalog 自体とそのメンバーである Namespace の両方に対して、さまざまな Catalog オペレーション (publish、 subscribe、install など) のカスタム パーミッションを指定できるようになりました。詳細については Vantiq Catalog Reference Guide の Setting Permissions を参照してください。
  • External Lifecycle Management で使用される UI が拡張されました。最新情報は External Lifecycle Management Guide を参照してください。
  • Project Resource Graph の矢印
    • 既存のプロジェクトの場合 — コンパイルされた Resource のリレーションシップの矢印は、v1.32 で再コンパイルされるまで、既存のプロジェクトのグラフには表示されません。この Resource には、RuleProcedureClientAppCollaborationType が含まれています。リレーションシップを再検出し、グラフにおける矢印を復元するには、各 Resource を保存し直してください。そうすると、リレーションシップや矢印は再発見されます。(なお、App と CollaborationType は生成されたコードにパッケージ名をつけて再生成されます。) Resource Relationship Model のドキュメントも参照してください。
    • CLI でのインポートの場合 — 1.32 以前のエクスポート ファイルからインポートされた Client のリレーションシップの矢印は、Vantiq CLI を使用してインポートすると、グラフに表示されません。リレーションシップを再検出し、グラフにおける矢印を復元するには、Client を変更し、保存し直します。その後、プロジェクトや Namespace を保存し、エクスポートすると、再発見されたリレーションシップでエクスポートされた JSON ファイルが更新されます。
      注 : Modelo を使用して、そのような Client をインポートした場合、その Client は再発見されたリレーションシップで自動的に更新されます。
  • 以前のリリースでは、Autopsy デバッガーは、ソーステキストを表示したり、変数を導き出すために、Rule や Procedure のソースコードを「逆コンパイル」していました。このために、実際のソースコードとは異なる結果が得られることがありました。(例えば、インデント、中括弧、コメントなどが実際のソースと一致しないことがありました。) 今回のリリースでは、サーバーが生成するデバッガー データが拡張され、デバッガーが 実際の 現在のソースコードを使用できるようになり、どの変数が現在「スコープ内」にあるかについて、より完全な情報が得られるようになりました。これらの変更により、Autopsy デバッガーの外観が変わり、標準的な他のツール (Chrome の デベロッパー ツール デバッガーなど) との整合性が高くなりました。Autopsy デバッガー チュートリアル はこれらの変更を反映して更新されています。
  • IDE の Navigation Bar の応答性が向上し、より小さなブラウザー ウィンドウに対応できるようになりました。同様に、VAIL Editor (Procedure や Rule を編集する) の応答性も向上し、Main toolbar と Debugging toolbar の 2つの toolbar が追加されました。Debugging toolbar は、Main toolbar の右端にあるボタンをクリックすることによって、表示/非表示の切り替えができます。Debugging toolbar では、トレースやログレベルの有効化などができます。
  • VAIL Editor のオートコンプリート機能が改善し、Stateful Services と WHEN EVENT OCCURS ON 句の両方をサポートするようになりました。

Client Builder

  • 新しい「Client Components」機能では、Client Builder パレットに追加されるオリジナルのウィジェットを作成することができます。詳細については Client Components User’s Guide または Client Component チュートリアル を参照してください。
  • Client Builder では、レイアウト ウィジェットのコンテキスト メニューから、別の種類のレイアウトに変更できるようになりました。
  • テーブル ウィジェットでは、エンドユーザーが、テーブルに表示されているデータを CSV または JSON ファイルにダウンロードできるようになりました。この機能は、テーブル プロパティ シートの「詳細設定」セクションにある「Show Download Button」オプションを使用して有効にする必要があります。
  • 以前のリリースでは、client.getLocation() メソッドは、モバイル デバイスで実行する場合のみ実装ができていました。テストの目的のために、このメソッドはブラウザーでも動作するようになりました (ユーザーが、ブラウザーで 「位置情報サービス」の使用を許可していることが前提となります)。

 

Posted: September 27, 2021 at 11:31 pm
Replies: 0
Viewing 1 post (of 1 total)
  • You must be logged in to reply to this topic.
© Vantiq 2024 All rights reserved  •  Vantiq Corporation’s Privacy Policy and Cookie Policy