Server 機能追加
VAIL
- Loop 反復変数が適切にスコープされるようになりました。Loop 本体の外側を参照しようとすると、コンパイルエラーが発生します (以前はランタイムエラーが発生していました)。
- ResourceAPI.executeOp による private Procedure の呼び出しを想定通りに拒否するようになりました。
- String Procedure に isReal が追加されました。
- DateTime Procedure に truncateTo が追加されました。
- for 文と try/catch/finally のデバッグ トレースを改善しました (特に空のブロックがある場合)。
Services
- Service は、明示的に定義された Interface を持つことができるようになりました。この場合、システムは Service の一部として宣言された Procedure の定義を、Interface にある定義と照合して検証します。新しい Service Builder で定義されたすべての Service は、明示的な Interface を宣言しています。
- Event Generator は、Inbound Service Event Type でのイベントの生成をサポートするようになりました。
- Service は、Debug Configuration の Resource として名前を設定することができます。これにより、ロギングレベルを制御し、Service 全体のデバッグ トレースを有効にすることができます。
- Service には「Activation state」があり、「inactive」としてマークすることができます。そうすることによって、すべての Inbound Event Type の処理を防ぐことができます。ただし、Service の Procedure の実行を妨げることはありません。
- Stateful Serviceの status オペレーションは次の情報を返すようになりました。
- Service state が初期化されているかどうか
- Scheduled Procedure の現在の状態
Assembly 機能追加
- Assembly を Catalog に publish する際に、ローカルの Namespace データを含めることができるようになりました。
- Assembly Configuration において、Assembly Client の Client Component を入れ替えることができるようになりました。
- Configuration プロパティにおいて、従来のオプションに加えて、Schema Type や Secrets も入力できるようになりました。
- Assembly の Integration Test では、テストの対象となる Assembly Configuration を作成者が指定できるようになりました。
- 以下の項目を設定可能になりました。
- Scheduled Procedure の実行間隔
- Assembly Client 内の Client Component
- Assembly はもうひとつ別の Assembly を含むことができ、子 Assembly を構成できる
- Source はサーバーが推測できるプロパティ以外に追加の Configuration プロパティを定義できる
- Procedure や Rule から、VAIL で Assembly Configuration プロパティにアクセスできる
Deployment
- Partition をターゲットの環境にデプロイする際、作業を WorkItems という単位に分割することで、より大きなデプロイメントを処理できるようになりました。これにより、大規模なプロジェクトをデプロイする際のタイムアウトを回避できます。
Kubernetes Management と Deployment
- Vantiq の External Lifecycle Management は、Kubernetes version 1.22 をサポートします。Vantiq のインターフェースや API には変更はありませんが、Kubernetes の今後のバージョンに対応するように Ingress Resource Type を変更しました。
- K8s Installation において、Kubernetes Secrets をファイルとしてマウントできるようになりました。詳細については、Resource Guide を参照してください。
- K8s Installations において、fetchLogs オペレーションをサポートするようになりました。詳細については、Resource Guide を参照してください。
CLI
- export に -include <typeName> フラグ が追加されました。
- select に -props フラグ が追加されました。
UI 機能追加
Modelo
- Project Contents ブラウザーのContext Menus に Resource 固有の操作が新規に追加されました。
- Procedures: Procedure を実行
- Tests: Test を実行
- Test Suites: Test Suite を実行
- Types: レコードを検索、レコードを追加
- Client: Client Launcher で実行
- Topic、Service、または Assembly を選択する場合、Catalog でホストされる Resource の Subscription または Installation と使用ができます。
- IDE Settings に VAIL と JavaScript エディターの環境設定 (フォントサイズ、フォントファミリー、背景色) を追加しました。
- IDE のショートカットキーを 2つ追加しました。
- Shift-Ctrl-S & Shift-Cmd-S: Project の変更を保存
- Shift-Ctrl-E & Shift-Cmd-E: IDE search ダイアログを表示
Service Builder
Service Builder は Vantiq におけるサーバー開発の中心的ツールとなります。Service Builder には次のような機能があります。
- Inbound Event Type と Outbound Event Type、そしてそれらのスキーマを定義する
- Inbound Event Type の Publish と Outbound Event Type の Subscribe をする
- Service Procedure Signature を定義する
- Public Service Procedure と Private Service Procedure の実装をする
- Inbound Event Type にして Visual Event Handlers (App)、もしくは VAIL Event Handlers (Rule) を実装する
- Service Procedure をスケジュールする
- Service Integration Test、Service Unit Test、Service Test Suite の定義と実行をする
- Service と実装している Resource のすべてのコンパイル エラーとランタイム エラーを表示する
- Service Builder で App、Rule、Procedure が定義できるようになったため、App、Rule、Procedure の追加を [追加]メニューの [Advanced] サブメニューに移動しました。
Package 中心の表示形式
Project Contents ブラウザー (Modelo ウィンドウの左端) において、Resource tree を “Package 中心” という新しい形式で表示できるようになりました。すべての Resource Package を Resource Type (Service、Client、App など) の 内側 にわけて表示するのではなく、”パッケージごとにツリー表示” という表示形式を選択できるようになりました。この機能では、Package が初めにきて、Resource Type はその内側にあります。Modelo における Package の重要性をよく表しており、新規 Project や 新規 View のデフォルトとなっています。
例えば、Project の Resource が、次のようであるとします (“名前ごとにツリー表示” 形式で表示)。
以前のリリースでは、すべての Resource が、Resource Type ごとにグループ化され、その内側に Package が表示されている “Resource 中心” のツリーとして表示していました。
R1.33 では、Resource を “Package 中心” ツリーとして表示できるようになりました。新しいメニューは次の通りです。
“パッケージごとにツリー表示” 形式を選択すると、ツリーは次のように表示されます。
従来の “Type ごとにツリー表示” 形式が適していると思われる場合は、[IDE Settings] でデフォルト設定を変更することができます。
Client Builder
- TabbedLayout の各ページのタイトル (ラベル) にアイコンが追加できるようになりました。
- データストリームに Service で生成された “Outbound Event” をリッスンする新機能を追加しました。
- 以前のリリースでは、一度に複数の「ポップアップ」ページを開くことはできませんでした。この制限はなくなり、あるポップアップ ページを他のページから呼びだすことができるようになりました。ただし、これらのポップアップ ページはモーダルであり、「一番上」のポップアップ ページのみがアクティブとなります。その下にある、先に開かれていたポップアップ ページを表示するには、上になっているポップアップ ページを閉じる必要があります。
- GeoJSON 座標の標準は、[latitude, longitude] をという 2要素の配列を含んでいます。これは多くの人が考えている位置の順序とは逆であり、座標は [longitude, latitude] という順序で配置されることを好む人たちもいます。FloorplanViewer ウィジェットと FixedLayout ウィジェットに、座標を GeoJSON 標準 ([latitude, longitude]) と「人間的視点」([longitude, latitude]) とで切り替えるプロパティを追加しました。
- Client Builder の [Add] ウィジェット パレットに [search] フィールドがあります。今までは、パレットに表示されている短い名前に基づいてのみ、ウィジェットをフィルタリングすることができました。R 1.33 では、実際の Widget class name (“AccordionLayout“)、短い表示されているラベル (“Accordion”)、長いツールチップ (“Accordion Layout”) についても、大文字小文字を区別せずにマッチさせることができるようになりました。なお、これは、英語である Widget class name には適用されますが、ローカライズされている テキストである、表示されているラベルとツールチップには適用されません。
- NumberViewer ウィジェットにおいて、実行時にウィジェットで使用する背景色と前景色 に [Color Rules] を設定できるようになりました。ルールは順番に評価され、現在の値と最初に一致したルールが適用されます。一致するルールがない場合は、ウィジェットのデフォルト カラーが使用されます。
- DataTable ウィジェットの各列のヘッダーに、任意のアイコンを追加できるようになりました。
- DataTable ウィジェットにおいて、オプションで列の [CSS width] を指定できるようになりました (「250px」など有効な CSS width であればそのまま使用できます)。ただし、HTML では期待どおりに動作しないことがあります。一般に、テーブルの width が最小値よりも広くないと、width の設定は反映されませんし、設定内容が矛盾していたりすると機能しません。状況に応じて、どの HTML が適切であるかを、試して確認する必要があります。
- DropList ウィジェットが、”On Validation” イベントをサポートするようになりました。このイベントは、サポートされている値のうちの特定のサブセットをユーザーが選択できるようにします。”On Validation” イベントは、「Validation」プロセスの一部として発生します。 詳細については こちら を参照してください。
App Builder と Collaboration Builder
次の変更は、Service Event Handler の構築に使用される、組み込みバージョンの App Builder にも適用されます。
- Filter Activity Pattern は、VAIL condition または Visual Filter として定義することができます。
- App/Collaboration Type に対して、以下に挙げる、App/Collaborationの「機能的でない」変更を保存できるようになりました。
- グラフのズーム レベル
- パレットの Service グループを展開/折りたたみ状態
- パレットの Activity Pattern グループを展開/折りたたみ状態
- App/Collaboration Type Resource の再生成は、App/Collaboration Type の定義に機能的な変更が行われた場合にのみ行われます。アクティブ状態の単純な (機能的変更を伴わない)「切り替え」は、もはや再生成のトリガーとは ならない ことに注意してください。
(2022.2.15 更新)
Server 機能追加
VAIL
Services
Assembly 機能追加
Deployment
Kubernetes Management と Deployment
CLI
UI 機能追加
Modelo
Service Builder
Service Builder は Vantiq におけるサーバー開発の中心的ツールとなります。Service Builder には次のような機能があります。
Package 中心の表示形式
Project Contents ブラウザー (Modelo ウィンドウの左端) において、Resource tree を “Package 中心” という新しい形式で表示できるようになりました。すべての Resource Package を Resource Type (Service、Client、App など) の 内側 にわけて表示するのではなく、”パッケージごとにツリー表示” という表示形式を選択できるようになりました。この機能では、Package が初めにきて、Resource Type はその内側にあります。Modelo における Package の重要性をよく表しており、新規 Project や 新規 View のデフォルトとなっています。
例えば、Project の Resource が、次のようであるとします (“名前ごとにツリー表示” 形式で表示)。
以前のリリースでは、すべての Resource が、Resource Type ごとにグループ化され、その内側に Package が表示されている “Resource 中心” のツリーとして表示していました。
R1.33 では、Resource を “Package 中心” ツリーとして表示できるようになりました。新しいメニューは次の通りです。
“パッケージごとにツリー表示” 形式を選択すると、ツリーは次のように表示されます。
従来の “Type ごとにツリー表示” 形式が適していると思われる場合は、[IDE Settings] でデフォルト設定を変更することができます。
Client Builder
App Builder と Collaboration Builder
次の変更は、Service Event Handler の構築に使用される、組み込みバージョンの App Builder にも適用されます。
(2022.2.15 更新)