1.3.4 Release Notes (日本語)

1.34 Release Notes

Server 機能追加

VAIL

  • VAIL Scalar 型について
    • システムが大文字と小文字を区別するようになり、正確に解析するようになりました。
    • 衝突の可能性をなくすために、Scalar 型の名前と同じ名前のユーザー定義型を作成することはできません。
    • Scalar 型 Map と Value が追加されました。
      • “schema” Type のプロパティを定義する時のみ使用可能です。
      • Serviceにおいてデータの複製をサポートします (Replicated Services を参照してください)。
  • 新規 System Procedure
  • Stateful Service プロパティにおいて型指定が厳密になります。
    • Stateful Service プロパティに誤った型の値を設定することはできなくなりました。コンパイルエラーとなります。よくある例としては、Concurrent.Map() を Object 型のプロパティに設定することです。この場合、プロパティは Map を型指定しなければなりません。
  • EXECUTE ステートメントが機能拡張され Partition Key の指定ができるようになりました。
  • PUBLISH ステートメントが機能拡張され “root” event ID の送信をサポートするようになりました。

Service

  • Stateful Service がデータを 複製 して持つことができるようになりました。
    • Vantiq サーバーの障害によるデータ損失を防止します。
    • Map 型または Value 型のプロパティのみが複製されます。
  • Service state プロパティにその Type に応じたデフォルト値が追加されました。
  • Service state の初期化 (initializeGlobalState、initializePartitionedState) を直接呼び出すことはできなくなりました。
  • Multi partition procedure を (可視性に基づいて) 直接呼び出すことができるようになりました。
  • (実装が rules であろうと collaborationtypes であろうと) Service Event Handler が同じ Service の Private Procedure を呼び出すことができるようになりました。
  • 次のシンタックスにより同じ Service 内から Outbound Service Event Type に直接 publish できるようになりました。
    PUBLISH event TO SERVICE EVENT “<serviceName>/<outboundEventTypeName>”

App Collaboration

  • App Builder が Collaboration Builder のすべての機能をサポートするようになりました。これにより、次の Activity Pattern が App Builder に追加されました。AssignChatNotifyTrackRecommendLoopWhile、 GetCollaborationCollaborationStatusInterpretProcessIntent 。Collaboration Builder は今後非推奨という扱いになります。
  • Collaboration はデータベースではなくService State の一部として更新、管理されるようなり、パフォーマンスが大幅に改善されます。
  • App Component は Collaboration 機能を含むことができるようになりました。
  • ComputeStatistics および AccumulateState の activity pattern は、リセットされる直前の状態の値を出力する reset イベントを生成します。
  • AccumulateState activity pattern ではどの State プロパティを更新するかをユーザーが設定できます。これにより、複数の AccumulateState タスクが同じ Service State プロパティを更新できるようになります。
  • EventStream activity pattern が Delete event をサポートするようになりました。また、BOTH オプションが UPSERT オプションに名称変更されました。
  • SaveToType、PublishToSource、PublishToTopic タスクの後続タスクはその直接の先行タスクによってのみトリガーされるようになりました。前述のイベントが当該 App の外部でトリガーされたものである場合、当該 App は中間タスクでイベントを処理しないようになりました。

Event Generator

  • Event Generator は GeoJSON イベント生成用に Range をサポートするようになりました。
  • Event Generator は Range に “step” オプションの指定が不要になりました。step が指定されない場合、イベントの Iterations の数で Range を均等割します。

Source

Catalog

  • Public Catalogs が利用可能となりました。 Catalog に接続する Namespace に個別に資格情報を払い出す代わりに、それらを System 管理者または Organization 管理者に対して払い出せます。 管理者は System Namespace または Organization Namespace に Public Catalog を作成でき、作成された Catalog は System もしくは Organization に属するあらゆる Namespace から使用できます。
  • 更新した Resource を Publish する際に、変更ログを添えることができるようになりました。 変更ログは Subscriber が更新を受け入れ時に表示され、変更内容の概要を伝えることができます。
  • 次のような VAIL Procedure で Catalog にカスタム名をつけることができます。Broker.createCatalog(<custom name>)
  • Assembly を zip 形式のエクスポートから作成できます。zip 形式のファイルを Document としてアップロードしてから、 createEntry 、もしくは、 VAIL Procedure Broker.createAssembly(<catalog name>, <assembly name>, <document name>) を行います。ただしこの場合、一部の publish 動作の検証ができないため、作成に成功しても、Assembly とその Resource が正常にインストールされるとは限らないことに注意してください。
  • Catalog Node と Token は自分自身を修復を試み、不要になったらクリーンアップすることようになりました。 接続を修復するためには、Catalog に再接続する (Catalog への接続に問題のある場合) か、接続に問題のあるイベントや Service を Subscribe解除/再接続する必要があります。

UI 機能追加

Modelo

  • Modelo 全体のスタイリングが新しいフォントと色に変更されました。特にナビゲーションバーは新しいスタイリングの変更を反映しています。詳細については IDE User’s Guide を参照してください。
  • App Builder のグラフが改良され、タスク間のリンクの表示にはベジェ曲線を使用し、タスクのノードにはカテゴリを表すアイコンが追加されました。
  • Catalog ペインに [Updates] タブが新規に追加され、インストール済みの Assembly や subscribe している Service の利用可能な更新が一覧表示されるようになりました。各項目には、Publisher が提供する更新内容が表示されます。
  • IDE 右上に表示される ‘toast’ (一時的な) 通知の数を大幅に減らしました。
  • System Namespace および Organization Namespace において Public Catalogs を作成できるようにしました。
  • VAIL エディタにおいて、スコープ内の変数を表示するための新しいショートカットキーが使えるようになりました。Modelo で使用できるすべてのショートカットキーについては、IDE Shortcut Keys のセクションを参照してください。
  • IDE 全体で Resource Explorer UI の使用を拡張しました。Resource Explorer ダイアログは通常ユーザーが Resource (Procedure、Source など) を選択が必要な場面で使用され、虫眼鏡 アイコンをクリックすることで表示されます。Resource Explorer ダイアログでは Namespace に Catalog 接続されていれば、Catalog由来の Resource の Subscription やインストレーションもできます。
  • 新規 Type を作成するときの “Role” のデフォルト値が “Standard” ではなく “Schema” になりました。
  • いくつかのペイン(例、App Builder、VAIL エディタ) の ツールバーを非表示 設定を IDE Settings に追加しました。縦方向のスペースを節約できます。有効にするとペインのタイトルバーに ツールバーを表示/非表示 ボタンが追加され、ツールバーを動的に表示/非表示にできるようになります。
  • Topic のペインで “Group” プロパティの定義に対応するようになりました。

Service Builder

  • Service Builder で “ボトムアップ” 開発に対応するようになりました。これには次が含まれます。
    • Implement タブから Inbound Event Type および Outbound Event Type を作成する
    • Service Builder またはスタンドアロンの Procedure ペインで Procedure の Implementation を変更した時に ProcedureのInterface を自動的に修復する
    • Private Procedure をブラウザから実行し、テストする
  • Builder Service Builder の State タブで Global State プロパティや Partitioned State プロパティの現在値を表示できるようになりました。
  • Visual Event Handler が複数のイベントストリームに対応するようになりました。これによって、1 つの Event Handler で複数の Inbound Service Event Type からイベントを Merge/Join することができるようになりました。

Client Builder

  • スクロールに対応した新しいレイアウトウィジェットが追加されました。ScrolledLayout を参照してください。
  • 実行時に動的にデータストリームを作成できるようになりました。
  • Client Builder の JavaScript エディタにある “コードフラグメントを Insert” ドロップリストが機能追加され、ウィジェット、データストリーム、Global Functionへの参照の作成をアシストするようになりました。
  • FixedLayout の新しいプロパティ “horizontalOverflow” と “verticalOverflow” により、TabbedLayout のページ内でのスクロールがサポートされるようになりました。
  • TabbedLayout ページの可視性が、getPageVisibility メソッドと setPageVisibility メソッドの使用によって実行時に制御できるようになりました。
  • VAIL エディタの “コード フラグメント ウィザード” 機能が取り除かれ、代わりにご自身で使い勝手のよい “VAIL コード フラグメント” を作成し、保存することができるようになりました (これは JavaScript エディタの同機能に類似しています)。
  • 各種ダイアログ (infoDialog、errorDialog、confirmCustom、confirmCustomEx、terminateWithDialog) のパラメータで、リテラル文字列に加えてローカライズキー文字列を直接使えるようになり、利便性が向上しました。
  • DynamicMapViewer において、”On Click” イベントをサポートするようになりました。
  • FixedLayout ウィジェットに、実行時に “true” と “scaled” イメージサイズを取得するための読み取り専用プロパティが追加されました (scaledImageHeight、scaledImageWidth、trueImageHeight、 trueImageWidth が追加されました)。
  • 新しい “dataValue” プロパティによって、NumberViewer の
    現在値を直接設定できるようになりました。
  • 以前のリリースでは、ページにデフォルトの “response topic” を設定し、そこに “default submit” 操作でレスポンスオブジェクトを publish することができました (こちら を参照してください)。この機能が拡張され、Resource イベントを Topic 以外にも Service や Source に送ることができるようになりました。Client Builder のページのプロパティシートを参照してください。
  • これまで DataTable の dataArray プロパティは読み取り専用でしたが、書き込み可能となり、これを利用してテーブルの現在の内容を完全に置き換えることができるようになりました。

その他

  • RTC client を起動する際に URL に “?targetNS=NS_Name” パラメータを追加して、Namespace を指定できるようになりました。これは Modelo を起動する際にも有効です。

(2022.8.9 更新)

 

 

Posted: August 10, 2022 at 3:54 pm
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